新たな酒税法
お酒はその種類によって賦課されます。酒税法という法律で税率や対象が定められているのです。そのため、国民全体が仲良くお酒を飲んで楽しめるわけですが、かつて、税率について違う定めのときもあり、大衆酒と定義された酒は安く飲めたことがありました。古来から製造されたと思われる焼酎類がそれにあたり、洋酒——ブランデーなど——を高級酒とし、低税率の焼酎とは一線を画した高税率で徴収して、酒と国民生活管理を行っていたのです。
こうした洋酒への壁は鎖国時代後の文化輸入制限という洋酒生産国側からの非難を浴び、現在では等しくアルコール度数という指標による税率を賦課するやり方が導入されています。またお馴染みの古来からの上級酒・日本酒とよばれるものについては、昭和15年から平成4年までの戦中から戦後にかけて、太平洋戦争における戦時体制下に戦費増税目的で課された級別制度の名残りが有りました。
日本酒のラベルなどに級別表示がされていたので覚えている方も多いかと思われますが、二級の上に一級、さらに特級とあり、上の物ほど良い酒で値段も高いが酒税も高いというふうに品質により、上の級の物ほど高税率が課税される仕組みでした。
しだいに戦後の気風が無くなり、増税の為でない制度に移り変わっていき、現在に至ります。
ところで、2006年の酒税法の改正により、酒の分類や酒の定義について再編がなされたのでご紹介します。